BLOG 山城屋庄藏
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2020.07.02
4月 月替わりコース【花見】
春といえばやはりお花見、それも桜のお花見に集約されます。
この習慣、実は中国からの伝来で、古くは奈良時代にはその記録があります。
しかしながら、当時は梅の花を鑑賞しており、桜のお花見の風習は平安時代からだそうです。
日本各地の村々でも昔から桜のお花見はされていて、かつては稲の成長を司る神様として、大切にされていました。桜が咲くと神様がいらして、田植えの時期を知らせるものとされていました。
桜の語源は「さくら」の「さ」は田んぼの神様で、「くら」は神様の座する場所の意で、大切にされた桜の木にお供えをして、その年の豊作を祈願していたそうです。
今月はその桜のお花見をテーマに、お店に居ながらにしてお花見気分をお楽しみいただける、花見弁当の献立をご用意いたしました。
先附八寸は、花見弁当をイメージして、春の山の物と海の物をぎゅうっと詰め込みました。
ふたを開けて、彩、香り、見た目、味をご堪能ください。
椀物は、春を告げる魚、油目(アイナメ)を唐揚げにして、新じゃがのすり流しに浮かべ、ご提供致します。
お凌ぎの竹の子の飯蒸しは、もち米を塩と酒のみで仕上げ蒸し上げました。
豆豉がきりっとした味わいを添えます。
煮物は、真丈を海老の香り豊かに仕上げ、和テイストではない甘辛で頂きます。
主菜は、地鶏の信玄鶏のしょっつる焼きです。地鶏を真空低温調理でじっくりと仕上げ、味つけには秋田のソウルフード、しょっつるを使いジューシーに仕上げました。
胸肉とは思えないくらいのふわふわな食感をご堪能下さい。
お食事には、木の芽香る湯葉茶漬けです。春らしい木の芽の香りをお楽しみください。
満開に咲く桜のある風景は、まさに春を感じさせてくれる象徴で、日本全国の桜の名所には多くの人が足を運び、春の訪れをお楽しんでいます。また、桜のほのかで優しい香りも楽しみの一つです。この香り、クマリンという芳香成分が入っていて、心をほぐし、心を安らげてくれるそうです。
桜並木を歩き、桜を観て愛で、香りをかぎ、少し暖かくなった空気を感じる。食も五感で感じるので同じであると思います。
是非、山城屋庄蔵にて訪れた食の春の訪れをご堪能ください。皆様のお越しをお待ちしております。
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花 見
先附八寸 花見団子
・玉子の糠漬け
・玉こんにゃく旨煮
・鶏肉団子チョコレート田楽
河豚皮の煮凍り
ほたるいか ピーナツバター和え 桜の葉
アスパラ麺
ナポリタン切り干し大根
椀物 揚げ油目 新じゃがすり流し 桜の花
お凌ぎ 竹の子の飯蒸し 豆鼓と共に
煮物 オリエンタル海老真丈 揚げ芋粉を敷いて
口直し セロリと胡椒のソルベ
主菜 信玄鶏のしょっつる焼き 行者にんにくとハラペーニョ添え
食事 木の芽香る湯葉茶漬け
デザート 桜のあんこ玉
桜のチーズケーキ
ほうじ茶アイス
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03-5489-0039
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