BLOG 山城屋庄藏

• 2022.03.21

  【渋谷/和食/個室/割烹】山城屋庄蔵　渋谷でゆっくり和食を②

  関東・甲信地方の桜の開花が3月20日に東京からスタートし、そろそろ満開の時期を迎えようとしています。桜は木全体の開花具合によって、三分咲き、五分咲き、七分咲きと呼ばれますが、80％以上のつぼみが開いた状態となった最初の日を満開日と言うそうです。
  桜は春の象徴であり、花の代名詞として和歌や俳句、文学全般においてとてもよく使われています。“穀物の神が宿る”とも言われる桜の満開を待ちながら、コース後半のお献立をご紹介します。

  
  揚物は、春らしい彩りの天ぷらをどうぞ。メキシコの伝統料理トルティーヤに、今が旬の桜鱒とアスパラガスをあわせました。ふんわりサクッとアツアツの天ぷらが口の中でほどけます。
  主菜は、柔らかく低温調理した信玄鶏と、一瞬パンと見間違うほどに仕上げた和の食材をお楽しみください。春が旬の食材をあしらいに添え、大人の味に仕上げた驚きのある一皿です。
  続く食事は、炊き込みご飯と茗荷たけの赤出汁です。茗荷たけは、ほんのりとした紅色に色付けをするために、２回ほど一時的に光を当てなければならず、栽培にとても手間がかかる食材です。収穫までに１年半ほどかかり、旬の時期も短いので、この機会にぜひご堪能下さい。
  デザートは日本の伝統歴な和菓子“浮島”をご用意しました。和風スポンジケーキの様な浮島は、水分を多く含み、しっとりとした優しい食感のお菓子です。桜のようなピンク色に春を感じる一品です。

  
  春は別れの季節と言われますが、新しい出会いの季節でもあります。人と人とのめぐりあわせのように、これからも山城屋庄藏で様々なお料理と出会い、京くずし割烹の美味しさを感じて頂きたいと思っています。会食にお使いいただける落ち着いた雰囲気の個室もご用意しておりますので、ぜひお気軽にご来店ください。心よりお待ち申し上げております。