BLOG 山城屋庄藏
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2022.09.08
【渋谷/和食/個室/割烹】山城屋庄蔵 渋谷のディナーは個室でおしゃれに②
急に涼しくなり秋の気配が色濃くなってきました。「十五夜=中秋の名月」も過ぎ、季節は秋から冬に向かいます。十五夜のお月見は、平安時代に月を愛でる風習から始まりました。当時は貴族の間で親しまれ、お酒や管弦を楽しんでいましたが、江戸時代に入って庶民の間に広まると、収穫祭や初穂祭の意味合いを強くし、収穫に感謝する日になったそうです。
今月の献立では、十五夜の月をお料理で月を愛でて頂きたいと思います。
それではコース後半の献立のご案内です。
蒸物は、旬の戻り鰹を召し上がっていただきます。今の時期の鰹は脂がのって旨味が濃いのが特徴です。低温調理でふっくらと繊細な風味を閉じ込めました。アダムとイブの果実と言われ不老長寿の実としても知られる無花果と一緒にお召し上がりください。
主菜は、一皿の中に十五夜を写し込んだ「とんかつ お月見仕立て」です。十五夜は過ぎましたが、お料理でも美しい月を愛でていただこうと思います。雲に浮かぶお月様が夜空に浮かんで……。料理には情景さえも表現出来てしまう力があり、その創造性は料理人にとって楽しみのひとつです。
続く食事は、オリーブの炊き込みご飯と、今が旬の舞茸の赤出汁をどうぞ。オリーブの果実はオリーブオイルの原料として知られていますが、加熱すると苦味がやわらぐため、ピクルスや塩漬けにしても美味しいです。洋風の梅干しのような風味をお楽しみください。
コースを締めくくるデザートは、秋の味覚である栗を使ったあんこ玉と、葡萄の赤ワインゼリーです。赤ワインゼリーは食べるお酒のような大人の味に仕上げました。和のほうじ茶アイスと風味の違いを楽しんでください。
十五夜の名月を詠った句は沢山ありますが、十五夜は秋の真ん中を過ぎ、冬に向かう第一歩とも言われています。季節が移り変わり景色も色づくように、食材も秋から冬の食材に衣替えをしていきます。旬の食材を使用することで、旬の味わいと季節感を同時に感じて頂けるように、そして様々な調理法で食の楽しみを知っていただきたいと思います。これからの時期は身体を温める食材が多く収穫されるので、来月もぜひ楽しみに山城屋庄藏にお越しください。
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