BLOG 山城屋庄藏
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2022.11.23
【渋谷/和食/個室/割烹】山城屋庄蔵 渋谷の和食は個室でディナー①
立冬を過ぎ、季節は冬に向かっています。立冬とは、秋が極まり冬の気配が立ち始める日のこと。木枯らしが吹いて木々の葉が落ち、地域によっては初雪の知らせが聞こえてくることもあるそうです。同時にちょうど今の時期に巡ってくる「亥の子の日」は、“亥”が陰陽五行説において水にあたり、火に強いとされていることから、「亥の子の日にこたつ開きをすると火事にならない」と言い伝えられています。今月のテーマ「こたつ開き」は、まさに冬の準備を始める今の時期にぴったりの献立です。ぜひご堪能ください。
先附は「亥の子の日」“亥の子=うり坊”にかけて、「瓜奈良漬けと鯖」をご用意しました。奈良漬けは元々瓜の粕漬で、奈良が酒の産地だったことに由来しています。胃の働きを活発にして脂肪の分解、ビタミンやミネラルの吸収を助ける効果があるので、脂肪分が多い秋鯖ととても相性が良いです。
続く椀物は、京野菜の聖護院蕪をみぞれ椀に仕上げました。ふっくらと焼いた鯛の西京焼きと上品なお出汁が口の中で優しく広がります。脂がのって一番美味しいと言われる冬の真鯛と、薄葛仕立ての熱々のお出汁をお楽しみください。
八寸は「こたつ開き」に欠かせないみかんの白和えや、これから旬を迎える苺を舎利に使用した手毬寿司をどうぞ。鮮やかな赤が特徴の金時人参や旬の里芋、献立には珍しいどんぐりなど、ひと手間加えて驚きのある逸品に仕上げています。
次回は、コース後半の「こたつ開き」お献立をご紹介します。
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