BLOG 山城屋庄藏

• 2021.10.30

  【渋谷/和食/個室/割烹】山城屋庄蔵　渋谷で和食「京くずし割烹」×「ハロウィン」②

  先日、近畿地方で観測史上最も早い「木枯らし1号」の発表がありました。
  東京でも西高東低の冬型の気圧配置となり、今週中に「木枯らし1号」の可能性があるそうです。一気に寒くなったので、免疫力を高めるためにも身体を冷やさないようにしましょう。ちなみに、身体を温める効果のある食材は色で見分けることが出来ます。オレンジや黄色の野菜や果物は身体を温め、白・緑・紫の食べ物は身体を冷やします。
  今月、山城屋庄藏で使用している南瓜はオレンジ！身体を温める食材のひとつです。
  それでは、コース後半の南瓜を使ったお料理をご紹介します。

  
  蒸し物は「鱧松茸真丈 ロールレタス 鱧出汁餡 抹茶塩」。京料理に欠かせない鱧を真丈にして、秋が旬の松茸と一緒にレタスで巻き込みました。鱧の出汁を使用した旨味のある餡と香り高い松茸が、繊細な風味を奏でます。
  続く主菜は、ハロウィンの代名詞的存在、ジャックオーランタンを模した、目にも鮮やかな「茶美豚生姜焼き ジャックオーランタン」です。ジャック オー ランタンは、アイルランド及びスコットランドに伝わる鬼火のような存在。本来は白い蕪が使われていたのですが、アメリカであまり馴染みがないため、アメリカで生産が多かった南瓜のランタンに変化しました。身体を温める効果がある茶美豚の生姜焼きをふわっとのせた南瓜のエスプーマでお召し上がりください。
  食事は、胡桃クリームで仕立てた鯛のお茶漬けをどうぞ。コクのある胡桃クリームと鯛の出汁が口の中で広がり、山城屋庄藏ならではのひと手間が光る逸品です。

  
  昔から“冬至に南瓜を食べると風邪をひかない”といわれるほどトップクラスの栄養価を持つ南瓜を、様々な調理方法で味わえるように工夫を凝らした今月のコース。五感全てで楽しめるお料理を、ぜひ山城屋庄藏でご堪能下さい。