BLOG 山城屋庄藏

  • 【渋谷/和食/個室/割烹】山城屋庄蔵 渋谷の個室で楽しむディナー①

    新年度が始まり、あちこちで入学式や入社式が行われています。初々しいスーツ姿の新入社員を見ていると、新しいことに期待を膨らませる表情に元気をもらい、自分自身も身の引き締まる思いです。今月の献立テーマは「花まつり」。お釈迦様の誕生日が4月8日であることから起こった仏教行事で、花御堂に置かれたお釈迦様の仏像に甘茶をかけ参拝し、お釈迦様の生誕を祝います。山城屋庄藏でも花まつりの行事に習い、料理が始まる前に甘茶を召し上がって頂きますが、この甘茶、お砂糖を入れていないのに、ほんのり甘く不思議な味わいです。
    コースには、仏豆、独活、筍など、花まつりにふさわしい春らしい食材の献立をご用意いたしました。是非お楽しみください。


    先附は、仏豆豆腐 酒盗クリーム 穂紫蘇です。胡麻豆腐に酒盗のクリームを添え、大人の味わいに仕上げました。今が旬の空豆と穂紫蘇の紫が艶やかに映ります。
    椀物は、フォアグラの上品な脂と出汁をあわせた澄まし汁をどうぞ。古くからの調理法である印籠蒸しに蕪を使用し、中心にフォアグラを詰めました。柔らかく味わい深い蕪と仏産のフォアグラが繊細な風味を奏でます。
    八寸は、独活や桜鯛、新玉葱など今が旬の食材を使用しました。花蓮根や独活の金平は食感が良く、塩麹で和えた白魚やジュレで食べる桜鯛はさっぱりとした喉ごしを楽しめます。芽吹きを思わせる蓬など春を感じる色彩が鮮やかな一品です。

    甘茶には、甘露を意味する「上に立つ者がよい政治を行って平和な世が訪れると、甘い露が降る」という中国の言い伝えや、「神様の飲み物で、飲むと不老不死になれる」というインドの伝説など、様々な宗教的意味合いがあります。日本では、甘茶を誕生仏の頭上に注ぎかけることで生誕を祝い、さらに無病息災を願うそうなので、皆さんもぜひ甘茶を見つけたら飲んでみてください。
    次回は、コース後半の「花まつり」お献立をご紹介します。

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