BLOG 山城屋庄藏

  • 【渋谷/和食/個室/割烹】山城屋庄蔵 渋谷の個室でおしゃれディナー①

    5月のテーマ「風薫る」は、青葉の季節に、青々と茂った樹木の間を風が吹き抜けていくさまを表現する夏の季語です。俳諧では松尾芭蕉や与謝蕪村の句に使用され、今でも時候の挨拶として手紙などで良く使われます。ちなみに、「風薫る」は漢語の「薫風」を訓読みして和語化したものであり、山城屋庄藏のほうじ茶アイス「薫風」とも馴染みが深い言葉です。
    爽やかな風が吹き抜けるような、瑞々しいお料理の数々をぜひご堪能下さい。それではコース献立のご紹介です。


    先附は、その姿が滝川のようにみえることから名前がついた滝川豆腐です。豆腐や豆乳を寒天で固めたものを天突きし、川の流れに見立てて盛りつけました。涼しげな器に滝川の流れ、稚鮎が踊り、蓬の風味と滑らかな舌触りが涼しげな一品です。
    続く椀物は、鮮やかな緑が印象的な空豆のすり流しをどうぞ。鮎並の上品な味と爽やかなミントの香りが風味豊かに広がります。
    八寸は、溌溂とした新緑を感じるお料理を盛り付けました。新茶の芽とアイスプラントは素材の味をそのまま活かして天ぷらに、パリッとした食感と独特の酸味があるルバーブは食べやすくぬか漬けにしています。柏餅を模した飯蒸し(=蒸したモチ米の食感を活かした料理)や涼やかなお造り、喉ごしの良いもずくがすっきり爽やかに食を彩ります。

    5月は春から夏に移りゆく季節であり、たくさんの野菜や果物、魚介類が豊富に揃う時期です。初夏になるとワラビやゼンマイをはじめとした山菜のシーズンに入り、絹さややスナップエンドウなどの豆類も美味しい時期を迎えます。今は年間を通して食べることができる食材が増えていますが、旬に味わう食材は甘みが違います。味も濃く、皮も柔らかいので、野菜嫌いの小さなお子様も好き嫌いなく味わうことができます。丁寧に調理した旬の食材をお客様に喜んで食べていただくことは料理人にとって最大の賛辞です。工夫を凝らした山城屋庄藏ならではの京くずし割烹をぜひ月替りでお楽しみください。
    次回は、コース後半の「風薫る」お献立をご紹介します。

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