BLOG 山城屋庄藏

  • 【渋谷/和食/個室/割烹】山城屋庄蔵 渋谷の個室でおしゃれディナー②

    雨が続き外出をためらいがちになる時期ですが、出先で紫陽花が綺麗に咲いているのを見て少し心が華やぎました。紫陽花の原産地は日本で、土壌により花の色がよく変わることから、別名「七変化」「八仙花」とも呼ばれています。学名の属名Hydrangea(ハイドランジア)が「水」を意味するように、紫陽花は梅雨時期の風物詩です。ちなみに、今月の口直しで使用している木の芽=山椒は「椒」に香りがよいという意味があり、食欲増進や、胃腸の働きを活発にしてくれるので、体調を崩しやすい今の時期にぴったりです。
    それではコース献立後半のご紹介です。


    煮物は、旬の初鰹を山葵バルサミコ酢でさっぱりとお召し上がりください。じっくり低温調理した鰹はふっくらと食感が良く、ピリッと効かせた山葵が良く合います。山葵は抗菌効果があるので魚介類ととても相性が良いです。
    主菜は、信玄鶏を唐揚にしました。雑味がなくジューシーで、お肉は見た目も美しい桜色です。爽やかなバジルタルタルとご一緒にどうぞ。
    続く食事は、海苔の風味が薫るへしこ茶漬けです。へしことは、青魚に塩を振って塩漬けにし、さらに糠漬けにした福井県の郷土料理。厳しい冬を越すための保存食として親しまれています。さらっとした喉ごしと香り良い出汁をお楽しみください。
    デザートは涼やかなさくらんぼゼリー包みと蜂蜜薫練り切、ほうじ茶アイスです。さくらんぼゼリーは白ワインを効かせて大人の味わいに仕上げました。

    今月のお料理は「風薫る」というテーマにそって、瑞々しい青葉や鮮やかな緑、涼やかな清涼感をイメージしました。「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」とは、松尾芭蕉と同門の山口素堂が詠んだ句です。「青葉」「ほととぎす」「初鰹」どれも夏の季語で、目、耳、口と全身で夏を感じる様子が表現されています。コース料理も同じで、目で見て、耳で聴き、口で味わっていただけるように献立を考えています。そしてそれをダイレクトに感じることが出来るお席がカウンターです。ぜひカウンターでコース料理を味わってください。一味も二味も違う、心地よいディナータイムをおもてなしいたします。

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