BLOG 山城屋庄藏

• 2022.11.25

  【渋谷/和食/個室/割烹】山城屋庄蔵　渋谷の和食は個室でディナー②

  二十四節気も立冬から小雪へ変わり、日を追うごとに寒さが増してきます。冬に旬を迎える食材は地面の下に出来る野菜が多く、人参、南瓜、里芋、生姜、にんにく等は身体を温める食材の代表です。特に生姜やにんにくは香辛料として用いられることが多く、血管を拡張して血流を良くするため体温を上げると同時に風邪予防や免疫アップにつながります。木々の葉がすっかり落ち、初雪が舞い始め、冬の気配が漂う今こそ、山城屋庄藏のお料理で身体と心を温めていただきたいと思います。

  揚物は「鱧 香草パン粉揚 鱧出汁クスクス餡」をご用意しました。クスクスはモロッコ発祥の料理で、ぽろぽろとした食感が不思議な世界最小のパスタです。揚げたての鱧の身がクスクスの餡に包まれ、食べた瞬間に香草の風味が口いっぱいに広がります。
  主菜は、見た目も鮮やかな卸胡瓜をのせた、トリュフを練りこんだ肉団子です。トリュフの上品な香りとお出汁を相性良く仕上げました。食べ応えのある肉団子は繊細な趣向を凝らしたまさに大人の肉団子。ワインと併せてお楽しみください。
  続く食事は、洋風のカルボナーラをお茶漬けにしました。生胡椒本来のフレッシュな香りが食欲をそそります。パンチェッタとチーズをのせた洋風のお茶漬けはぜひ召し上がっていただきたい一品です。
  コースを締めくくるデザートには、焼林檎と薩摩芋を使用しました。ほんのりと酸味が残る焼林檎は黒蜜と一緒に、甘みのある薩摩芋は上品なあんこ玉にしています。少しの甘みはワインによく合うのでおすすめです。

  
  今年もあとひと月、12月を残すのみになりました。季節の移ろいが早いように食材の旬も足早に過ぎていきます。美味しい食材をより美味しく、食材のもつ本来の味わいを最大限に引き出せるように、これからも心を込めておもてなしをしたいと思います。来月皆様をお迎えする旬の食材を楽しみにお待ちください。