BLOG 山城屋庄藏
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2020.07.02
10月 月替わりコース【神嘗祭】
日本の収穫祭といえば、神嘗祭です。
伊勢神宮に祀られている天照大神(あまてらすおおみかみ)に初穂(その年初めて収穫された稲穂)を捧げるお祭りで、毎年10月17日に行われます。
この日は伊勢神宮の正月とも言われており、神嘗祭を機に装束などを一新するそうです。
日本以外の収穫祭の中でもとりわけ有名なのは、サンクスギビングデイですが、今年は是非日本の10月17日の神嘗祭にもご注目いただき、
奉納行事として全国のお祭りが見られますので、是非伊勢神宮を訪れてみてはいかがでしょうか。
私共山城屋庄蔵は収穫の恵みを皆様と分かち合いたく思い、神嘗祭を今月のテーマといたしましたので、秋の旬なお味をお楽しみください。
先附けは、色づいたいちょうを絨毯のように敷き詰めた黄菊と、焼き椎茸の押し寿司です。
くずしの骨頂、ガリのエスプーマを添えてご提供いたします。
お椀は、青リンゴのみぞれ椀に厚切りのローストビーフを浮かべました
鰹出汁なのにりんごの酸味の爽やかさがあります。ローストビーフの食感との相性をご堪能下さい。
八寸は、見た目も楽しい秋の食材をふんだんに使った品々を器に盛り込み、紅葉狩りを再現致しました。
蒸し物は、銀杏や百合根が入った海老芋の飛龍頭です。蟹餡をかけてご提供いたします。
主菜は、秋の味覚の王様、松茸と、パプリカ、ピーマンを鶏肉で巻き、切り口を鮮やかに彩り、
裂いた松茸を添え、刻んだ柴漬けをカシューナッツで和えてご提供します。
蒸し鶏とともにお召し上がりください。
食事は、なごり鱧をトマト出汁とともに炊き込み、ご飯に繊細なトマトの酸味と、塩気をまとった焼き鱧の調和のとれた味に仕上げました。
10月の旧暦は「神無月」と言われますが、これは神様が出雲大社に集まり神様がいなくなるからの説や、
伊勢神宮で神嘗祭が行われるので、「神嘗月(かんなめつき)」が転じて「神無月」となった説、と言うように、
白黒はっきりさせず、様々な諸説を受け入れ「和」とする文化が日本だと思います。
「和」とは「それぞれが釣り合っていて調和がとれていること」であります。
山城屋庄蔵の献立もまさしく「和」であり、相反する食材も受け入れ、調和と感動を提供しております。
調和を食す「和食」を山城屋庄蔵にてぜひご賞味ください。皆様のお越しをお待ちしております。
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先 附 黄菊と焼き椎茸の押し寿司 泡のガリを添えて
椀 物 青リンゴのみぞれ椀 ローストビーフ 粗挽き胡椒
八 寸 薩摩芋チップとすり流し
炙り秋刀魚のマリネ
栗ココナッツミルク煮
銀杏しょっつるオイル漬け
太刀魚柳川ゼリー
長芋大蒜バター醤油焼き
マッシュルームの糠漬け
蒸し物 海老芋の飛龍頭 蟹餡掛け
口直し タバスコ花梨のシャーベット
主 菜 松茸香る蒸し鶏 裂き松茸 柴漬けカシューナツ和え
食 事 焼き鱧とトマト出汁の炊き込みご飯
止 椀 糠漬け新生姜のお吸い物
デザート ほうじ茶アイス
黒胡麻のあんこ玉
ピーナッツの落雁
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