BLOG 山城屋庄藏

  • 1月 月替わりコース【ましろ】

    新年あけましておめでとうございます。

    平成最後の新年を迎えました。新しい元号はまだわかりませんが、皆様におかれましても

    2度目の時代の変わり目となるのではないでしょうか。

    今上天皇の生前退位は明治時代に皇室典範が定められてからは認められておらず、

    崩御以外の形での改元は初めてで、時代の移り変わりを感じずにはいられません。

    新しい年、新しい時代の幕開け、今月の山城屋庄蔵のテーマは「ましろ」です。

    無垢な新たな年の幕開けに、私共ではましろなキャンバスに、新春の彩りを加えて献立を考案致しました。

     

    先附は、カツの博多寿しです。

    ジューシーなトンカツを酢飯で挟んで押し寿司にしました。

    見かけはご飯で挟んだカツサンドですが、博多帯のようにしっかりとしまったお寿司です。

     

    お椀には、白子を浮かべた真っ白でクリーミーなミルク出汁で仕上げました。

    ローリエの香りと共にお召し上がりください。

     

    八寸は、真白な雪の下に春の芽吹きを、そこかしこに散りばめてみました。

     

    煮物は、鯖と蓮根のハンバーグです。

    見た目は和風ハンバーグ、鯖と蓮根の相性の良さを発見できました。

     

    主菜は、牛舌の白湯煮です。

    濃厚な白湯煮に合わせて、酸味爽やかな焼きブラッドオレンジと共にどうぞ

     

    お食事は、柚子香る湯葉茶漬けです。湯葉を雪山に懸かる雲海に見立てました。

     

    ある歴史の先生によると、時代は男と女に例えることができ、交互に入れ替わりの時代を経てきました。

    江戸時代は大衆文化が花咲いた女性に例えられる時代、そして幕末の動乱を経て、新時代の幕開けとなった荒々しい男性に例えられる明治時代、

    大正ロマン香る文学華やかな大正時代、昭和という世界大戦を経験した時代、そこから一転、まさに平が成された平成が終わりを迎えようとしています。

    年の幕開け正月と、新たな時代の訪れ、この真白な始まりに今後どのような彩りが加わるのでしょうか。

    新年を迎え、次の新時代、皆様におかれましても幸多い一年であることを、心からお祈り致します。

    そして、今年も山城屋庄蔵をご贔屓いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

     

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    先附  カツの博多寿し ケッパーと共に

    椀物  白子ミルク出汁 薄葛仕立て

    八寸  公魚のお柿揚げ わさびマヨ

    干豆腐とホワイトセロリの酢の物

    菜の花のからし和え 氷仕立て

    黄韮のカルボナーラ

    カリフラワーの糠漬け

    たたき牛蒡の明太子和え ざくろ

    煮物  鯖と蓮根のハンバーグ みぞれポン酢

    口直し 炙りモッツァレラ団子 カラマンシービネガーのつめ

    主菜  牛舌白湯煮 焼きブラッドオレンジ

    食事  湯葉茶漬け ちらし柚子

    デザート ほうじ茶アイス

    長芋の軽羹

    甘酒ゼリー

     

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