BLOG 山城屋庄藏
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2020.07.02
2月 月替わりコース【節分】
2月の年中行事といえば節分です。
読んで字のごとく「季節を分ける」という意味があります節分は、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日をそう読んでいましたが、江戸時代以降は立春の前日を節分とするようになりました。
また、節分といえば「豆まき」でこの風習が根付いた理由ですが、年越しにあたる節分の夜は、
1年の中で陰から陽へと秩序が最も変わる日とされています。
普段姿を隠している鬼や魔物が出現しやすいと考えられていました。
豆まきは、それらを追い払うための行事です。
豆まきの「豆」は「摩滅(まめ)」に通じ、無病息災を祈り、豆は炒り豆を使用します。
「炒る」は「射る」に通じ、豆まき後に豆を食べるのは、豆を人間が食べることで、鬼を退治したことになるそうです。
今月の献立は、そんな誰もが知っているようで、あまり知らない節分をテーマに料理を考案して、
そして、随所にこの時期の日本の風習を散りばめてみました。
先附けは、2月の習わしの初午の節句より、タイム香る稲荷寿しです。稲荷ずしに変化を施しました。
椀物は、焼きふぐと散らし銀杏 聖護院蕪のみぞれ仕立てです。
盆地の京都で、寒い時期に育つ蕪は甘みを増します。
その聖護院蕪を雪のような淡いみぞれに仕立てて、香ばしい焼きふぐと銀杏と共にお椀にしました。
寒い時期、体身を温めていただけるよう、薄葛仕立てにしました。
八寸は、半日煮込んだ鰯をの竜田揚げにしてハーブを効かせたり、炒り大豆、梅麩の梅炊きなど、
この時期や節分にちなんだあれやこれや散りばめました。目で、舌でお楽しみ下さい。
煮物は、大根と甘鯛を大胆にカレーで味を整えました。出会うことのない食材の組み合わせで、
今まで出会った事のない斬新な一品になりました。
主菜は、塩釜の鴨です。遠赤外線効果でふっくら焼きあがった鴨を、調理の際の塩釜の塩のみで味付けしたシンプルなお味です。
りんごの糠漬けを斜交いに盛り付けましたので、交互に召し上がり下さい。
お食事は、糠の熟成によって旨味を増した自家製鰯のへしこ茶漬けです。
生海苔の磯の香りがお口の中で広がります。
山城屋庄蔵では、2月いっぱい「ワイン赤札市」を開催いたします。
通常手が届かない高価なワインもこの機会に手軽にお試し頂けます。
現地に赴き仕入れた山城屋庄蔵独自の珠玉のワインを、是非この機会にお食事と供にお楽しみ下さい。
皆様のお越しを、スタッフ一同心よりお待ちしております。
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先附け タイム香る稲荷寿司 配いバジル
惋 物 焼きふぐと散らし銀杏 聖護院蕪みぞれ仕立て チアシード
八 寸 鰯の塩竜田揚げ 追い焼きハーブ
梅麩
煎り大豆
いか酒盗焼き
蟹と長芋のゼリー寄せ
蓮根辛子味噌詰め
鱈子と白滝の山椒和え
煮 物 聖護院大根と甘鯛 香辛煮
口直し 塩檸檬ソルベ 白胡椒
主 菜 塩釜鴨 りんごの糠漬け斜交い盛り
食 事 自家製鰯へしこ茶漬け 生海苔の香り
デザート おからのあんこ玉 カカオニブ
豆腐のドーナッツ
ほうじ茶アイスーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆2月の月替わりワインコース
〈がぶ飲みコース〉泡=マルヴァジーア セッカ I.G.T.
白=ソアヴェ クラッシコ D.O.C.
赤=トスカーナ ロッソ I.G.T.
〈三種のこだわりコース〉
泡=スプマンテ ビアンコ プロセッコ エクストラ ドライ
白=ヴェルナッチャ ディ サンジミニャーノ D.O.C.G.
赤=カンパーニャ アリアニコ I.G.P.
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